HOME » トピックス » 上海市住房和城郷建設管理委員会科学技術委員会 橋本研究室主催 地下構造物の維持管理と補修および防災技術に関する国際技術交流会大阪2025を開催しました

去る2025年9月4日、大阪市内にて『地下構造物の維持管理と補修および防災技術に関する国際技術交流会大阪2025』を開催いたしました。多くの皆様のご参加とご支援を賜り、盛会のうちに無事終了いたしました。

弊社 取締役会長 橋本正を代表とする橋本ラボ(研究室)は、上海市住房和城郷建設管理委員会科学技術委員会の中に設立され、国内外の約20名の専門家からなる技術専門家集団を結成し、主に地下空間の開発と利活用、地下鉄などの軌道交通ネットワークの建設と運営及び蘇州川大深度地下貯水池に関する研究と諮詢を目的として2017年より活動をおこなっています。

今回の技術交流会では、「地下構造物の維持管理と補修および防災技術」をテーマとしました。
地下鉄や地下道路、共同溝などの地下構造物は、都市インフラとして都市の発展に大きく寄与してきましたが、経年劣化に伴い維持管理や補修の必要性が高まっています。
地下構造物は点検が難しい一方で、劣化を放置すれば社会に深刻な影響を及ぼすことから、点検や補修技術の高度化や新たな手法の開発が求められています。
こうした背景のもと、本交流会では日本、中国、シンガポールにおける最新技術や取り組みを紹介し、意見交換を通じて知見を深め、国際的な技術交流を促進することを目的としました。

開催当日は、國民會館武藤記念ホール大ホールにて国際技術交流会を実施し、引き続き夕刻から隣接する小ホールにおいて懇親会をおこないました。また、大阪・関西万博の開催期間中でもあったため、翌9月5日には主に海外からの参加者が万博会場を訪問いたしました。

技術交流会には、中国から上海市建設管理委員会や同済大学はじめとする関係団体、シンガポールからはシンガポール国立大学(NUS)、日本からは橋本ラボメンバーに加え大阪府や阪神高速道路、東京メトロなどの事業者ならびに建設関係企業などから約70名が参加し、維持管理と補修技術などの現状や課題について様々な発表と、活発な議論がおこなわれ、大変有意義な技術交流の場となりました。

国際技術交流会の詳しい内容については、プログラム(PDF)をご参照ください。


国際技術交流会の様子
懇親会の様子
万博訪問の様子