上海市住房和城郷建設管理委員会科学技術委員会 橋本研究室主催 軌道交通の近接施⼯に関する国際技術交流会⼤阪2024を開催しました
軌道交通の近接施⼯に関する国際技術交流会⼤阪2024は、大阪府内において2024年4月11日~12日の2日間にわたり開催しました。
弊社 取締役会長 橋本正を代表とする橋本ラボ(研究室)は、上海市住房和城郷建設管理委員会科学技術委員会の中に設立され、国内外の約20名の専門家からなる技術専門家集団を結成し、主に地下空間の開発と利活用、地下鉄などの軌道交通ネットワークの建設と運営及び蘇州川大深度地下貯水池に関する研究と諮詢を目的として2017年より活動をおこなっています。
今回の技術交流会は、大都市部で益々輻輳化し、大深度化している軌道交通において近接施工に的を絞った内容としました。軌道交通の近接施工においては、それを守る側と影響を与える側の両面からの議論が必要であり、軌道と構造物の管理基準、近接施工の影響解析、対策工の設計、施工、Monitoringによる施工管理などの新技術に関して、国内外の事例発表を含めた技術交流会をおこない、互いに知見を深めることを目的としています。
1日目(4/11)には、午前に寝屋川北部地下河川城北立坑工事の現場見学を、午後になにわ筋線西本町駅部工事の現場見学をおこないました。
2日目(4/12)には、国際技術交流会を國民會館武藤記念ホールでおこない、その後夕刻から、京阪ホテル天満橋 地下1階 AKARIにて懇親会をおこないました。
技術交流会には、中国から上海市建設管理委員会や上海申通地鉄集団はじめ関係団体から28名、日本からは橋本ラボメンバーほか大阪府や大阪メトロ、東京メトロ、阪神高速道路などの事業者ならびに建設関係企業などから約50名が参加し、施工技術の現状や課題について様々な発表と、活発な議論がおこなわれ、大変有意義な技術交流の場となりました。
国際技術交流会の詳しい内容については、プログラム(PDF)をご参照ください。
大阪府寝屋川北部地下河川 城北立坑築造工事 現場見学の様子